日本のしきたり豆知識一覧
『臨終と末期の水』①~危篤と臨終~
「末期の水まつごのみず」というしきたりは?
「ご臨終です」と医師に告げられた時、あるいは死亡直後に、死者の口に含ませる水を「末期の水」といいます。
このしきたりは、お釈迦様が入滅の前に水を求めたという故事による仏事の儀式とされていますが、
死者となる肉親の魂を呼びとめ、蘇生させたいと願う呪術的な民間習俗の名残であるとする説もあります。
いずれにしても、いま生命が燃え尽きよう……
『危篤の知らせ方』②~危篤と臨終
危篤を知らせるときの注意点
緊急の場合ですから、電話をかけましょう。
朝や深夜でも差しつかえありません。また、相手が目上の人でも、儀礼的なあいさつをする必要はなく、
「夜分遅くお騒がせいたしますが・・・」と一言おわびをしてから、要件に入ればよいでしょう。
なによりも、手短に、要点を正確に伝えることが大切です。
⒈自分の姓名を名のり、本人との関係を述べる。
⒉現状……
『危篤の知らせ方』①~危篤と臨終
今回の「代表の豆知識」は万が一に備えての心構えや対応、注意点などを投稿します。
最初は、「危篤の知らせ方」について、そして、亡くなってから葬儀までのことになります。
ご覧いただく中で、直接聞きたいことや心配ごと、ご質問などあればお気軽にお問合せ下さい!
「直系の血族には必ず知らせる」
危篤に際しては、本人と直系の血族の関係にある人に、まず知らせましょう。……
日本のしきたり9月29日
中秋の名月
十五夜は別名、中秋の名月とも呼ばれる。
秋期である旧暦7,8,9月の真ん中に当たる8月の月ということで、「中秋の」といわれるようになった。
この日の月を鑑賞する風習は中国から伝わり、奈良・平安時代は貴族たちが「月見の宴」を催して、和歌を詠んだり管弦を演奏するなどした。
江戸時代に入ると、庶民の間にも月を眺めながら五穀豊穣を祝う行事が広まった。この時季に収穫感謝祭……
『葬儀の意義』④~生命の尊厳を考える契機~
〇故人の永遠の生命を感得する
葬儀をとどこおりなくすませ、初七日も過ぎると、今日では日常生活に戻るのが普通になりました。
形だけは平常になっても、故人と話を交わすことができなくなった寂しさが、再び強く襲ってくるものです。
遺影ばかり見つめる日がまたつづくことでしょう。
しかし、四十九日も過ぎ、時間が経過するにつれ、それまでは姿や形ばかり見ていて気づかなかった、故人の永遠の生……
『葬儀の意義』③~生命の尊厳を考える契機~
大切にしたい弔う心
単一民族とされている日本においても、地方によって、生活様式や意識、環境、古来からの伝承によるさまざまな葬送の形が見られ、
今もその片鱗を残す地域が少なくありません。
しかし、葬送の形式の相違はともかくとして、宗教的要素が濃いものである点は共通しているところです。
すなわち、死者の霊魂は聖なるもの、永遠なるものとして、祖霊と一体となっていくという考え方です……
『葬儀の意義』②~会者定離は永遠の真理~
〇葬儀とは?
一般に「葬儀」といわれている言葉は、葬送儀礼を略したものです。
つまり、故人への尽きない惜別をともないながら、彼岸(永遠の世界)へ見送るための、人生上もっとも重要とされているセレモニーです。
仏教の始祖、お釈迦様の葬儀は、古代インドの理想の王といわれた転輪聖王てんりんじょうおうの凱旋のごとくであったとされています。
それはお釈迦様の遺言に基づいて執り行われたも……
『葬儀の意義』①~会者定離は永遠の真理~
今回の「代表の豆知識」は硬い内容ですが、とても大切で大事なことをお話しします。
〇遺族に残される葬送の義務
肉親の死ほど、悲しくも残酷なものはありません。
ついきのうまで親しく言葉を交わし、温かい笑顔を向けてくれた父や母が、突然ものいわぬ人となり、永遠の別離を告げるのです。
残された家族にとっては、まさに「この世には神も仏もない」という思いでいっぱいになることでしょう。
……
おはぎ
もち米とうるち米を混ぜて炊き、軽くついて丸めてあんこやきな粉、すりごまなどをまぶした食べ物。
おはぎを墓前や仏壇に供える。ぼた餅とおはぎは材料や見た目は同じものだが、萩の花が咲く時季であることからおはぎと呼ばれる。
秋の彼岸の食べ物としては、五目寿司などもある。
……
お彼岸の供養について・・・【お彼岸とは?⑤】
【お彼岸とは?⑤】
お墓参りの作法
家族そろってのお墓参り、両親が先祖の墓に合掌する姿は間違いなく子供たちの印象に強く残ることでしょう。
その時には墓参りの意味が理解できなくても、そうした行為の積み重ねが、いつの日か必ず子どもの人生にプラスとなるはずです。
〇お墓に持参するもの
墓前に供える線香、ロウソク、花、などのほかマッチ(ライター)、清掃用のほうき、たわし、水桶、杓……