代表の豆知識
2024年1月10日
忌服中と忌明けの心得~形見分け①~
「形見分け」とは?
「形見分け」というのは、故人が生前に愛用していた持ち物を、記念として故人と縁故が深かった人たちに贈る習わしのことです。
しかし、故人と親しかったとはいえ、目上の方に形見分けを申し出ることは、よほど注意しなければいけません。故人が日常生活で使用していたものであり、
かえって失礼になることがあるからです。
本来は、死者の霊魂がこもると考えられていた衣類に限って、近親者に贈られるものでしたが、近年は装身具や道具など、
故人をしのぶことができる品まで含まれるようになりました。
「形見分け」をする時期に、特に決まりはありませんが、忌明けをすませた遺族が、気持ちの上での区切りとして行うことが多いようです。
形見分けで大切な点は、贈る遺族側は相手に喜ばれる品を選ぶこと、また、受ける側は贈られた品を故人と同じように日常生活で愛用することでしょう。
形見分けは、形式的な習わしではなく、死後もなお、心の交流を願う人間的なごく自然な行為だからです。
次回・・・忌服中と忌明けの心得~形見分け②~
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