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豆知識

2025年1月14日


仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方②~浄土真宗大谷派

●真宗大谷派のご本尊

ご本尊は、本願寺派と同じように阿弥陀如来の立像です。

寺院では木像を安置しますが、一般家庭では、絵像の光明本尊を祀ることが多いものです。立体物の木像がふつうの仏壇では納まりにくいことと、

絵像にくらべて比較的高価であることが原因しているようです。しかし、正しい形をしたご本尊であれば、立体物でも平面的なものでも一向に差しつかえありません。

脇掛は、同じ真宗でも仏光寺派では、右に九字名号、左に十字名号を掛けることになっていますから注意しましょう。

●お飾りと仏具の飾り方

宮殿の左右に瓔珞や輪灯を飾ります。法事を営むときには、上段の上卓に四具足、前卓には五具足を、いずれも打敷を用いて飾るのが正式ですが、

一般的では省略するケースも少なくないようです。供笥には、ふつうの丸餅を供えますが、一周忌とか三回忌といった比較的重要な法要のときには、

紅などの色をつけた餅を用います。くだものや菓子などのお供えものは、仏壇外に小机を設け、白布を掛けて供えるようにすればよいでしょう。

そのほか、焼香のための香炉や香盒、鈴、和讃箱、御文箱などの飾り方は、本願寺派の場合と同じです。

真宗の場合の特徴の一つは、仏飯は供えますが茶湯器や霊供膳をお供えしないことでしょう。

●略式の仏壇

ご本尊か六字名号を中央に安置して仏飯器を供え、右に十字、左に九字名号、あるいは親鸞聖人、蓮如上人の絵像を掲げます。

中段に三具足(香炉・花立て・燭台)を、下段の右に鈴を配します。小型仏壇は、この程度の仏具を配すればよいでしょう。