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代表の豆知識

豆知識

2023年12月6日


戒名(法名・法号)の構成と特色④

尊称が与えられる資格 2⃣

道号 中国では、名のほかに「字」を持ち、敬称として用いましたが、この字を沙門(仏門に入った僧)の別名としたのが「道号」です。

これが戒名にも付けられるようになったわけで、いわば出世の称号といってもよいものですが、

今日では道号と法号の四文字(四字戒名)が一般化しています。

●居士・大姉 お釈迦さまの在世中の名「維摩居士」が有名ですが、信心深い人に対する仏教特有の敬称でした。

「大姉」は「居士」と同列に用いられる女性の尊称ですが、やはり篤信の者に与えられるものです。

これに「大」の字を加えた「大居士」と「清」を冠した「清大姉」は、一段上位をあらわしたものです。

●禅定門・禅定尼 仏門に入って剃髪した男性を禅定門士、女性を禅定門尼という尊称で呼びますが、その略称で、

さらに禅門、禅尼ともいいます。現在は禅系の宗派で用いられます。

●信士・信女 梵語(古代インド語)の優婆塞、優婆夷の意訳で、出家せずに仏道を修めた男性と女性のことです。

今日ではもっとも一般的な位階で、信心の厚い者であれば誰にでも与えられます。

●童子・童女 七 、八歳から十五歳くらいまでの男子・女子が対象になります。

孩子・孩女 就学前の幼児と思ってようでしょう。

●嬰子・嬰女 出生後間もない乳飲み子です。

●水子 未熟児や死産児です。

童子・童女以下は、年齢差によって変わる位階ですが、『大涅槃経』に記されている、胎内五位に基づくものです。

 

 

次回・・・戒名(法名・法号)の構成と特色⑤「宗派による戒名の特色」