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日本のしきたり豆知識一覧


仏壇と日常生活~仏壇の構造②~

聖なる部屋に変える仏壇の扉 仏壇の扉は観音開きがふつうで、内扉と外扉の二重になっています。この扉の開閉によって、 日常生活の場と聖なる部屋とが区別されるようになっていると考えてよいでしょう。つまり、扉を閉じているときは、 そこは単なる部屋にすぎませんが、扉を開くことによって、仏さまの世界になるわけです。法事や読経、礼拝のときは、どんな部屋でも仏間に変わります。……

仏壇と日常生活~仏壇の構造①~

須弥壇しゅみだんを中心に構成される 仏壇の中央にご本尊を安置しますが、その下に「壇」が設けられています。 「須弥壇」と呼ばれる部分で、古代インドにおいて仏さまの世界といわれた「須弥山しゅみせん」を象徴したものです。 この須弥壇を中心に構成されるところに仏壇の特色があります。 ご本尊の左右は「脇壇」といって、宗祖などの絵像をかかげ、その前の上卓(須弥壇の上)には位牌、仏飯器、……

仏壇と日常生活~仏壇の選び方④~

仏壇店に出向いて購入する 従来型の仏壇には、観音開きになる扉がついていますから、左右のスペースに余裕をとっておかなければなりません。 求めた仏壇を安置したら、扉の開閉ができなかったということがないように注意しましょう。 どのような仏壇を求めるにせよ、カタログだけに頼らないで、実際に仏壇店のショールームまで出向き、自分の目で細部まで確かめることが大切です。 その際にはメジャー……

仏壇と日常生活~仏壇の選び方③~

安置する場所に適した大きさのものを選ぶ 仏壇は、ご本尊を中央に納めて朝に夕におつとめをし、精神的なよりどころとする場です。 経済的に余裕があるからといって、大きな仏壇を求めるのもどうかと思います。大きさよりも礼拝する側のこころの大小のほうを問題にすべきでしょう。 大型の仏壇を求めたために、日々のおつとめがしにくい場所に置かざるを得なくなったというのでは本末転倒です。 仏壇を……

仏壇と日常生活~仏壇の選び方②~

仏壇はご本尊を前提にして選ぶ 仏壇は、宗派によって形式に多少の違いが見られます。 基本的な構造はほとんど同じといってよいのですが、ご本尊によって仏壇の高さと幅が違ってきます。 たとえば、ご本尊が立像(天台宗の阿弥陀如来など)であったり、絵像を用いる宗派では仏壇はやや縦長のつくりになり、 真言宗や曹洞宗のように座像のご本尊を納める仏壇では、横幅の広いものを用いるのがふつうです……

仏壇と日常生活~仏壇の選び方①~

仏壇の種類 仏壇は、「金仏壇」と「唐木仏壇」の二種類が古くから主流をなしてきました。 この二種類を基本として、台付き型や上置き型といった住居構造に合わせたものがつくられるようになり、 さらにさまざまな大きさの仏壇が現在市販されています。 ●金仏壇 木地に漆を塗り、金箔を張りつめてあるので、この名が付けられたものです。材質は主として、ヒノキ、スギ、ケヤキなどで、 ……

仏壇と日常生活~仏壇はいつ求めたらよいか②~

平時こそ必要な仏壇 法事を営むことがないのだから、仏壇は必要ないというのでは、仏壇に対する認識が浅く、日常生活への姿勢も消極的すぎます。 仏教では一日一日を大切に生きることを教えています。仏教の言葉では「平生業成へいぜいごうじょう」といいますが、 人生は毎日の積み重ねによって成り立ち、その人の一生の価値が決まるというものです。つまり「日常」を重視します。 一般にいう吉も凶も……

仏壇と日常生活~仏壇はいつ求めたらよいか①~

葬儀とは関係のない仏壇の購入 先祖代々の墓を守り、仏壇を中心にした生活をつづけてきた地方の本家などは別として、 都市部でのマンション住まいや分譲住宅を入手したような一般家庭では、仏壇がない家のほうが多いようです。 また、それを当然のように思っている人が少なくないのも事実です。 その理由は、仏壇を求めて家に安置するのは、葬式を出した家のすること、というのが常識のようになってい……

仏壇と日常生活~仏壇とは何か②~

仏壇のある生活 仏壇は、単に仏事を営むときに必要な小道具ではありません。 先祖を中心とした暮らしをおくるために、また、充実した精神生活の中核としても必要なのです。 仏壇を中心とした家庭生活では、家族の全員がそろって毎日礼拝することが理想的ですが、社会全般が多様化した今日ではきわめてむずかしいことといってよいでしょう。 朝の一刻にしても、父親と母親はもちろんのこと、子どもたち……

仏壇と日常生活~仏壇とは何か①~

仏壇の起こり 一般家庭に仏壇を祀ることをすすめたのは天武天皇で、聖徳太子の没後六十年、 詔をもって「諸国家毎に仏舎を作り、仏像および経を置き、礼拝供養せよ」といわれたことが『日本書紀』に見られます。 この詔によって、どの程度仏壇が普及したかははっきりしませんが、この時期の古文書にあらわれる「土壇」がそれに当たるところから、 当初は現在のような木造りの立派なものではなく、土を……