日本のしきたり豆知識一覧
仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方⑥~臨済宗
●臨済宗のご本尊
ご本尊は、釈迦如来です。脇侍として、右に開祖の無相大師、左には花園法皇の絵像を配します(妙心寺派)が、
達磨大師や観世音菩薩を安置する派もありますから、脇侍については菩提寺の僧侶に相談するとよいでしょう。
花園法皇は、乱世を救済するには仏法しかないと悟られ、無相大師を招かれた方です。
●位牌と仏具の飾り方
位牌は、上段の左右か、中段の左右に安置します……
仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方⑤~曹洞宗
●曹洞宗のご本尊
ご本尊は、釈迦如来の木像です。あるいは大本山から下付される「三尊仏御尊像」の絵像を飾ります。
どちらもある場合は、両方安置しても差しつかえありません。
三尊仏とは、釈迦如来と高祖の道元禅師、太祖の瑩山禅師のことです。また、中央に釈迦如来を、右に道元禅師、左に瑩山禅師の木像を安置することもあります。
●位牌と仏具の飾り方
位牌は、ご本尊の左右に安置しま……
仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方④~日蓮宗
●日蓮宗のご本尊
ご本尊は、十界曼荼羅、あるいは釈迦如来です。
曼荼羅と木像では、ずいぶん違うようですが、日蓮宗の教義では、意味に変わりはありません。
また、曼荼羅を中心に、多宝塔、多宝如来、釈迦如来を祀ってもよいでしょう。ご本尊の前には、開祖の日蓮聖人を安置します。
●位牌と仏具の飾り方
位牌は、日蓮聖人像の左右に置きますが、向かって右に先祖の位牌、左に新しい位牌を……
仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方③~浄土宗
●浄土宗のご本尊
ご本尊は、阿弥陀如来ですが、舟型光背のついた立像を祀ります。
その向かって右に阿弥陀如来の脇侍である観世音菩薩、左に勢至菩薩を祀るのが正式とされていますが、この二尊は省略されることがあります。
また、右に高祖の善導大師、左に宗祖の和順大師の絵像を掛けることもあります。
●位牌の位置
位牌は、中段の左右に飾りますが、仏壇では向かって右が上位になりますか……
仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方②~浄土真宗大谷派
●真宗大谷派のご本尊
ご本尊は、本願寺派と同じように阿弥陀如来の立像です。
寺院では木像を安置しますが、一般家庭では、絵像の光明本尊を祀ることが多いものです。立体物の木像がふつうの仏壇では納まりにくいことと、
絵像にくらべて比較的高価であることが原因しているようです。しかし、正しい形をしたご本尊であれば、立体物でも平面的なものでも一向に差しつかえありません。
脇掛は、同じ真……
仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方①~浄土真宗本願寺派
●浄土真宗本願寺派のご本尊
ご本尊は、阿弥陀如来の立像ですが、一般家庭では絵像を祀ることが多いものです。
脇掛は、向かって右に「帰命尽十方無碍光如来」の十字名号、左に「南不可思議光如来」の九字名号を掛けます。
しかし、名号の代わりに、宗祖親鸞聖人、左に本願寺派を世に広めた蓮如上人の絵像を掛けることもあります。
阿弥陀如来という仏の名前は「無量寿」「無量光」の存在であるという……
仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~三具足と五具足
●三具足と五具足・・・とにかく仏壇に欠くことができないのが、燭台、香炉、花立ての三種類で「三具足」といいます。
五具足とは、燭台を一対、花立てを一対にしたものですが、法事などを営む際には、各宗派とも五具足を配することになっています。
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仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~鈴と内敷
●鈴・・・宗派によって、カネ、あるいはキンとも呼びます。お釈迦さまが在世しているときに、人を集める際に鳴らしたともいわれています。
独特のすがすがしい音を出すものですが、その余音によって邪念を払うために用いられます。
仏壇に向かって合掌する前に鈴を打つ人が多いようですが、本来はおつとめのはじめと読経の区切りに打つもので、むやみに鳴らすものではありません。
鈴には、鈴台と鈴棒が付き……
仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~線香差しと燭台
●線香差し・・・線香を差しておく容器で、金属製と陶製があります。
●燭台・・・ロウソクを立てる用具です。灯明は煩悩の闇を消す功徳があるといわれ、大事な供養の一つです。
白いロウソクをともすのがふつうですが、歳月を経た法要には、朱ロウといって赤いロウソクを用いる宗派もあります。
最近は、安全性を考えた電球式の灯明がありますが、供養にはやはりロウソクを灯したいものです。
次回・……
仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~灯篭と香炉
●灯篭・・・宮殿の左右に一対用い、仏壇の内部を明るく照らす仏具です。これには置き灯篭と輪灯と呼ばれる吊り灯篭の二種類があります。
以前は植物油を用いたものですが、現在はコードを電源に差しこんで、豆電球を灯すようになりました。
●香炉・・・香をたくための用具です。これには金属製の金香炉と陶製の土香炉がありますが、金香炉は種火を入れて沈香などを、土香炉は抹香や線香をたくために用います。
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