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2025年5月31日


仏壇の開眼供養~位牌の種類と安置のしかた①~

位牌とは?

死者の戒名あるいは法名を書き、仏壇に安置する木製の牌を「位牌」といいますが、中国の後漢時代に自分の官位や名前を記した小さな板が、

その起こりといわれています。それが仏教と結びつき、日本において位牌という形になったのです。

一般には、位牌を安置するために仏壇を求め、その位牌を礼拝の対象と考えているようですが、仏壇は、ご本尊を須弥壇の上に安置するように仏の世界、

つまり西方浄土を象徴するものであり、死者の霊は浄土にあるのです。礼拝はあくまでもご本尊を中心に行うものと考えましょう。

位牌が文献にあらわれるのは十四世紀で、十六世紀には一般庶民の間にも用いられるようになり、

江戸時代には今日見られるような白木位牌が葬儀の際に安置されるようになりました。

表には死者の戒名が、裏には俗名や没年月日などが記されています。さらに仏壇が広く普及するとともに、先祖供養という民族的な宗教意識の影響を受けて、

現在のような形で仏壇に安置されるようになったといわれています。

次回・・・仏壇の開眼供養~位牌の種類と安置のしかた②~