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豆知識

2025年1月23日


仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方③~浄土宗

●浄土宗のご本尊

ご本尊は、阿弥陀如来ですが、舟型光背のついた立像を祀ります。

その向かって右に阿弥陀如来の脇侍である観世音菩薩、左に勢至菩薩を祀るのが正式とされていますが、この二尊は省略されることがあります。

また、右に高祖の善導大師、左に宗祖の和順大師の絵像を掛けることもあります。

●位牌の位置

位牌は、中段の左右に飾りますが、仏壇では向かって右が上位になりますから、右に古い位牌を、左に新しい位牌を安置します。

命日に過去帳を配する場合は、中段の左側がその位牌になります。

●お飾りと仏具の飾り方

宮殿の左右に、瓔珞えいらく、吊り灯籠などを飾ります。仏飯器と茶湯器は、ご本尊の前に供えます。

五具足は、中段に飾りますが、前机に敷く打敷は長方形のものを用いることになっていますから注意してください。

具足は三具足でも差しつかえありません。

また、年忌法要を営む日には、前卓の下に打敷を敷いて、霊供膳を供えます。

なお、仏壇の右下に木魚と伏鉦の一式をととのえるのが、この宗派の特徴です。

●略式の仏壇

ご本尊と脇侍の絵像は同じです。中段の中央(ご本尊の下)に仏飯器と茶湯器を供え、その左右に位牌を、さらにその外側に高坏を配します。

下段には三具足を右から燭台、香炉、花立ての順に置きますが、朝夕のおつとめのために、鈴と経本も備えたいものです。

次回・・・仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方④~日蓮宗