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日本のしきたり

豆知識

2024年12月22日


仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~鈴と内敷

●鈴・・・宗派によって、カネ、あるいはキンとも呼びます。お釈迦さまが在世しているときに、人を集める際に鳴らしたともいわれています。

独特のすがすがしい音を出すものですが、その余音によって邪念を払うために用いられます。

仏壇に向かって合掌する前に鈴を打つ人が多いようですが、本来はおつとめのはじめと読経の区切りに打つもので、むやみに鳴らすものではありません。

鈴には、鈴台と鈴棒が付きます。打ち方は棒を鈴の内側に軽く当てるようにします。一般家庭では三回打てばよいでしょう。宗派によってそれぞれ打ち方が異なります。

●打敷・・・上卓や前卓に敷く錦や金襴の布で、前方に垂らして荘厳のためのお飾りにします。ふだんのおつとめには用いなくてもよいのですが、

法事やお盆、お彼岸といった際には、ぜひ用いたいものです。

その他、「供笥くげ」(法事など、特別の日に用いる供物台)や経机(読経の際に経本をのせる机)、木鉦、木魚などがあり、

小物としては「マッチ消し」や「ロウソク消し」などがありますが、随時そろえていけばよいでしょう。

次回・・・仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~三具足と五具足