代表の豆知識
2024年11月21日
仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~高坏と霊供膳
●高坏・・・くだものや菓子などの供え物をのせる器で、受け皿に高い足が付いているところから、この名で呼ばれます。
銘々膳のなかったころには、このような器に料理を盛った名残といわれています。漆器が多いのですが、家紋が付いている場合には、
紋を手前にします。また、供え物は半紙を敷いてのせることになっています。高坏を使ってお供えをするのは、命日など特別の日にかぎるのがふつうです。
●霊供膳・・・年忌法要や盆、彼岸といった特別の日に用いる、ミニサイズのお膳です(浄土真宗では用いません)。
「霊膳」とか「御料理供膳」ともいい、一汁三菜がふつうで、手前に箸、左に飯椀、右に汁椀、後方左に野菜の煮物、
右に平椀、中央に漬物というのが一般的な献立です。霊供膳はすべて精進料理ですから、だしも鰹節や煮干しなどは一切使わず、しいたけか昆布だしを用います。
この膳をととのえ、仏壇に供えるときは、箸が向こう手前になるように膳を回します。
次回・・・仏壇と日常生活~仏壇に必要な仏具とお供え①~灯篭と香炉
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