代表の豆知識
2024年8月30日
仏壇と日常生活~仏壇の構造①~
須弥壇しゅみだんを中心に構成される
仏壇の中央にご本尊を安置しますが、その下に「壇」が設けられています。
「須弥壇」と呼ばれる部分で、古代インドにおいて仏さまの世界といわれた「須弥山しゅみせん」を象徴したものです。
この須弥壇を中心に構成されるところに仏壇の特色があります。
ご本尊の左右は「脇壇」といって、宗祖などの絵像をかかげ、その前の上卓(須弥壇の上)には位牌、仏飯器、茶台を、
前卓と呼ぶ中段には高坏や常花花立て、香炉を、最下段には生花立て、燭台、線香差し、鈴、線香用前香炉などの仏具を飾ります。
ご本尊を安置する最上段の上部には、極楽浄土の楼閣をあらわす「宮殿」、その前面上部には、花鳥などの彫刻を施した「前狭間」があります。
以上が、大型仏壇の一般的な構造です。上置き型の小型の仏壇では、多少構造が異なり、省略された部分もあります。
次回・・・仏壇と日常生活~仏壇の構造②~
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