代表の豆知識
2024年8月8日
仏壇と日常生活~仏壇の選び方①~
仏壇の種類
仏壇は、「金仏壇」と「唐木仏壇」の二種類が古くから主流をなしてきました。
この二種類を基本として、台付き型や上置き型といった住居構造に合わせたものがつくられるようになり、
さらにさまざまな大きさの仏壇が現在市販されています。
●金仏壇
木地に漆を塗り、金箔を張りつめてあるので、この名が付けられたものです。材質は主として、ヒノキ、スギ、ケヤキなどで、
関西を中心に近畿、東海、北陸といった地方に多く、内部に荘厳づくりといわれるみごとな細工がほどこされている点に特徴が見られます。
●唐木仏壇
磨きぬかれた木目の美しさが特徴で、落ち着きのある印象を与えます。材質は黒檀、紫檀、カリン、クルミ、サクラなどが主で、関東地方に多い仏壇です。
金箔などのきらびやかな装飾はありませんが、どっしりとした荘重な姿が好まれ、最近はこの唐木仏壇の生産のほうが上回っています。
●新仏壇
金仏壇、唐木仏壇といった従来の伝統的な素材や様式のものに対して、新仏壇と呼ばれるプリント合板やプラスチック製のものも市販せれています。
価格が手ごろであることから、求める人もふえています。
以上の三種類のほかに、洋室のインテリアともいえるような、ニュースタイルの仏壇がみられるようになりました。
一見したところでは衣装ボックスですが、上部の扉を開くと内部が仏壇になっているというものです。
なお、台付き型は、畳の上に置いて用いますが、正座して礼拝するのによい高さにつくられています。
上置き型は仏壇を置くのにふさわしいところにのせるタイプですが、大きな仏壇を安置するスペースがないような場合に好都合です。
台の高さによって、正座して礼拝してもよいでしょうし、目線の位置に安置して、立礼の形で礼拝することもできます。
〇仏壇の大きさ
一般に市販されている仏壇は、次のような大型、中型、小型という三種類の寸法が標準とされていました(単位はセンチ)。
大型 高さ一七一 幅九〇 奥行八一
中型 高さ九九 幅七六 奥行六八
小型 高さ七六 幅四六 奥行四二
しかし、現在は、マンションや分譲住宅などが急増し、間取りや構造が多様化したこともあって、高さ、幅、奥行きともに、
さまざまな寸法の仏壇がつくられ、広く市販されています。
次回・・・仏壇と日常生活~仏壇の選び方②~
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