代表の豆知識
2024年2月29日
法事の準備~法事の会場③~
自宅で営む場合の会場づくり
法事を自宅で営む場合には、まず家の内外を清掃し、飾り物や祝い額など、派手なインテリアを人目につかない所に移してから、
仏壇のお飾りの準備にかかります。
その部屋が二間つづきであれば申し分なく、仏壇が移動の可能な小型のものであれば、部屋の一番奥の正面に安置します。
一間の場合は出入口に近いところは避け、参列者が礼拝しやすい位置に移しましょう。
〇仏壇のお飾り…中段に打敷を敷き、左右に花立てを、その内側に2基の燭台、中央に香炉という五具足を置くのが正式とされています。
故人の位牌は、この日にかぎって下段に安置します。施主が供える供物は、仏飯、餅、菓子、果物などですが、仏飯は当日の朝に炊いたものを供えます。
これらのお飾りは、宗派によって異なることがありますから、事前にお寺に問い合わせてからにすることです。また、法事の前日に準備を終えておきましょう。
〇供物壇を用意する…参列者は供物を持参しますから仏壇の前か、部屋のスペースによっては仏壇の左右のいずれかに白布をかけた小机を用意し、供物壇にします。
せっかく持参していただいた供物を、供える場所がないために畳の上に積み重ねるようなことがあっては失礼です。
〇焼香台…経机を利用し、仏壇の左右いずれかに据えて焼香台にします。中央に香炉、その右に抹香を入れた香盒を置きます。
自宅での法要は、仏間のスペースや間取りによって供物壇や焼香台の位置を決めればよく、仏壇すなわち、
ご本尊と故人の位牌を礼拝しやすいことを第一に考えてレイアウトすることが何よりも大切です。
法要後のお斎は、仏間とは別に広間があれば、そこをお斎会場にしてもよいでしょう。しかし、手狭であったり、接待係の人手が足りないようであれば、
自宅近くの料理屋に席を設けるほうがいろいろと便利なものです。
次回・・・法事の準備~法事の会場④~
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