代表の豆知識
2024年1月30日
法事の意義と営み方~月忌法要と年忌法要⑥~
二つの法事が重なったときは?
同じ年に亡き父の十三回忌と亡き母の三回忌が重なるというケースも少なくありません。あるいは一年おきに二人の故人の年忌法要があるという場合もあります。
施主はやむを得ないとしても、親戚や縁故者はたいへんです。このような場合は、二つの法要を併せて営んでもよいことになっています。
これを「併修へいしゅう」や「合斎がっさい」と呼んでます。法要の日取りは、必ず早い故人の命日にあわせることと、
本来の命日には仏壇にお供え物をしてお参りすることが必要です。
また、案内状には「併修」であることを明記し、返礼品にも誰の供養であるかを記すことを忘れてはいけません。「併修」を行う場合には、
その分だけ盛大に営めば、施主としてもそのかいがあるというものでしょう。
一周忌の法要は「併修」できない
「併修」を行えるのは三回忌以降の法要に限ります。故人の生前の記憶が、遺族をはじめ縁故者にまだ強く残っている一周忌の法要だけは、
他の法要との併修は避けます。できればその翌年の三回忌までは、命日あるいはごく命日に近い日に単独で営みたいものです。
次回・・・法事の意義と営み方~一周忌までの法事①~
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