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日本のしきたり

豆知識

2024年1月27日


法事の意義と営み方~月忌法要と年忌法要⑤~

法事の日取りを変更する場合は?

年忌法要は、年回にあたる年の命日に営むのが理想ですが、実際問題としてなかなかむずかしいものです。

特に都市部では会社勤めの家庭が多いですから、日曜日か祝日以外の日では参列しにくいというのが現実です。したがって、

法要は参列者の都合を考えて、日曜日あるいは祝日を選んで営むというケースがふつうになったといってようでしょう。

また、命日がほかの祝い事と重なってしまった場合や暮れもおしせまった日である場合も、法要の変更せざるを得ません。

注意しなければならないのは、理由のいかんを問わず、変更する日取りは、必ず命日よりも前にするということです。

「諸行無常」という言葉があるように、人生には明日にも今日と同じような平穏がある保障がどこにもありません。

そのために法要を変更する場合は、一日でも早く営むことが大切で、たとえ祝いごとと重なった場合でも、先祖の法事をあと回しにしてはならないというのが、

昔からの戒であり、しきたりでもあるのです。

通常は、年忌法要にあたる日が火曜とか水曜といったウィークデーにあたったら、その前の日曜日に変更しますが、

その際には早めに菩提寺に都合を問い合わせることが必要です。

なお、法要をくり上げて営んだ場合でも、施主とその家族は、実際の命日には仏壇に花や供物を供え、

一同で合掌礼拝することを忘れないようにしましょう。

次回は・・・法事の意義と営み方~月忌法要と年忌法要⑥~