• 24時間
    365日対応
  • 070-4407-1775
  • 長野県千曲市杭瀬下69-1
  • 合同会社ミヤハラのエックス
  • 合同会社ミヤハラの公式ライン

代表の豆知識

豆知識

2023年9月28日


『葬儀の意義』④~生命の尊厳を考える契機~

〇故人の永遠の生命を感得する

葬儀をとどこおりなくすませ、初七日も過ぎると、今日では日常生活に戻るのが普通になりました。

形だけは平常になっても、故人と話を交わすことができなくなった寂しさが、再び強く襲ってくるものです。

遺影ばかり見つめる日がまたつづくことでしょう。

しかし、四十九日も過ぎ、時間が経過するにつれ、それまでは姿や形ばかり見ていて気づかなかった、故人の永遠の生命を感得することができるようになってきます。

悲しみの中にあっても、故人と語り合うことができるのです。死を介して感得することができた関係といってもよいでしょう。

その面影は彼岸にあっても、残された者を絶えず見守り、導いてくれる存在になります。

この確信こそが仏教の信条であり、祖先崇拝として私たちの中に生き続けている心なのです。

葬儀は、このように、浄土に移った父母、あるいは夫や妻子、知人など、有縁の人の永遠の生命を感得する契機であり、同時に生命の尊厳を考えるために与えられた試練でもあるのです。

『故人は彼岸にあっても常に私たちを見守る』