代表の豆知識
2025年6月18日
仏壇の開眼供養~位牌の種類と安置のしかた②~
位牌のいろいろ
位牌には、大小、形態、性質などにさまざまなものが見られますが、仏壇に安置する一般的な位牌は「札位牌」と「繰出し位牌」です。
●札位牌・・・故人ひとりの戒名・法名を記す独立した位牌で、黒塗りと金箔をはったものがあります。
また、戒名などについても、書いたものや彫りこんだものが見られます。大きさもさまざまなうえ、
ごく単純な蓮台をつけただけのものから屋根や両開きの扉のあるものまであります。価格もいろいろですが、仏壇の大きさに合わせ、
ご本尊をはじめ、お飾りや仏具との調和を考えて求めるようにします。
●繰出し位牌・・・屋根や扉が付いた位牌ですが、特徴は屋根が取りはずせるしくみになっていて、
その中に戒名・法名、俗名、歿年月日を記した長方形の薄い板位牌を何枚か納めることができることです。
先祖の位牌がふえた家庭では、この繰出し位牌を用いると便利です。祥月命日の順に板位牌を納めておき、命日をすぎたらうしろに差し替えます。
もし、繰出し位牌に納めきれなくなった場合には、古い順に過去帳に記入していくとよいでしょう。
●逆修牌・・・生前に菩提寺の僧侶にお願いして戒名・法名をいただき、つくっておく位牌を「逆修牌」といいます。
この位牌の戒名・法名には朱を入れておくことから「寿牌」という名もあります。
●寺位牌・・・葬儀から忌明けまでの期間は白木の位牌を後飾りの祭壇に安置しておきますが、四十九日をすぎたら札位牌に替えて仏壇に安置し、
白木の位牌は寺院に納めます。この白木の位牌や別に札位牌をつくってお寺に安置してもらうものを「寺位牌」と呼んでいます。
仏壇の開眼供養~位牌の種類と安置のしかた③~
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