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豆知識

2025年5月4日


仏壇の開眼供養~ご本尊の迎え方②~

●ご本尊は一体を祀るのが原則

一般家庭の仏壇では、一体のご本尊を中央上段に安置するのが原則です。

脇掛けと呼んでいる各宗派の祖師像や絵像などは、脇仏であってご本尊とはいいません。

寺院の本堂には、阿弥陀如来、釈迦如来といった二体を安置するケースが少なくないようですが、二尊像を一体とする考えによるものです。

また、三尊仏といって、阿弥陀如来に観世音菩薩と勢至菩薩、あるいは薬師如来に日光・月光の両菩薩を配するという例がありますが、

この場合でも中央に安置する如来像があくまでもご本尊なのです。

●ご本尊が増えたときは?

例外的ではありますが、ご本尊が二体になってしまったということもあります。

そのご本尊が宗派の違う仏像であれば同じ仏壇に安置することはできませんから、その宗派に所属する寺院に寄付するほかはありません。

同じ宗派のご本尊の場合でも、仏像や曼荼羅を仏壇の隅に安置するわけにはいきませんから、菩提寺に預けるか寄付するのがよいでしょう。

比較的多いのが、旅行先などで神社仏閣に参拝した際にいただいたお札やお守りを仏壇に飾っておくというケースです。

このようなことは絶対に避けてください。仏壇の中に飾らず、引き出しなどにしまっておくか、必要ないと考えれば焚き上げるようにします。

ご本尊をはじめとして、仏壇のお飾りや仏具は各宗派のきまりにしたがって、整然と並べておくように注意しましょう。

次回・・・仏壇の開眼供養~開眼供養の営み方①~