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豆知識

2025年4月17日


仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方⑦~天台宗

●天台宗のご本尊

天台宗の場合は、ご本尊が一定しておらず、阿弥陀如来や観世音菩薩、薬師如来などをお祀りすることがありますが、

釈迦如来がもっとも一般的といってよいでしょう。どのご本尊を安置しても教義に反することはないのですから、

しいて統一する必要はないということです。天台宗の教義が、それだけ広いことを意味しています。

脇侍には、右に高祖の天台大師(中国で天台宗を開いた)、左に日本での宗祖・伝教大師の絵像を掛けます。

●位牌と仏具の飾り方

位牌は、脇掛の左右に安置しますが、仏壇の大きさによっては、その下の段の左右でもよいでしょう。

ご本尊の前には茶湯器を、その左右に仏飯器を一対供えますが、そのスペースがない場合には、

一段下に移し、左右に高坏を配するようにします。中段には、打敷を敷いて五具足を置きますが、これも下段に移すことになります。

また、仏壇前に経机を置き、中央に香炉、鈴などを配しておけば申し分ありません。年忌法要の際には、下段に霊供膳をお供えします。

●略式の仏壇

上段の中央にご本尊(釈迦如来か釈迦如来と一体とされている阿弥陀如来)を安置し、その左右に位牌を置きますが、

ご本尊よりもやや低い位置になるように配慮することが大切です。

中段の中央には、右に仏飯器、左に茶湯器を供え、左右に一対の高坏を配します。下段は、おつとめがしやすいように、

中央に香炉、右に燭台、左に花立ての三具足を置き、鈴や線香立てを供えておきましょう。

仏壇の前にスペースがあれば、経机を据えて鈴や経本を置くようにします。

仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方⑧~真言宗