代表の豆知識
2025年2月7日
仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方④~日蓮宗
●日蓮宗のご本尊
ご本尊は、十界曼荼羅、あるいは釈迦如来です。
曼荼羅と木像では、ずいぶん違うようですが、日蓮宗の教義では、意味に変わりはありません。
また、曼荼羅を中心に、多宝塔、多宝如来、釈迦如来を祀ってもよいでしょう。ご本尊の前には、開祖の日蓮聖人を安置します。
●位牌と仏具の飾り方
位牌は、日蓮聖人像の左右に置きますが、向かって右に先祖の位牌、左に新しい位牌を配するようにします。
中段の中央には茶湯器を、その左右に一対の仏飯器を供えます。さらに高坏と常花を供える花立てを、それぞれ左右に一対ずつ配することになってます。
五具足は、中央に香炉、左右に燭台と花立てを置きますが、三具足でもよいでしょう。その場合は向かって右に燭台を、左に花立てを配してください。
年忌法要などの際には、最下段の中央に霊供膳を供えます。なお、前香炉と鈴を経机に置けば、よりていねいな飾り方になります。
●略式の仏壇
上段の中央にご本尊の曼荼羅を掲げ、その左右に位牌を置きます。中段中央には右に仏飯器を、左に茶湯器を、その左右には高坏を配して果物や菓子を供えます。
下段は三具足で、右から燭台、香炉、花立てになります。経机を置けない場合は、鈴を一緒に配してもよいでしょう。
上置き型の小型仏壇では略式の仏具をそろえれば、十分にお参りができます。
次回・・・仏壇と日常生活~宗派別ご本尊と仏具の飾り方⑤~曹洞宗
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